Warcraft III Reforged

Warcraft 3: Reforgedは、オリジナル・ゲームのリマスター版であり、グラフィックの更新、新しいインターフェイス、オンライン・ゲームプレイのためのマッチメイキング・システムの改良が施されています。

ちょうど18年前にBlizzard Entertainmentから発売された「Warcraft 3」は、瞬く間に最も人気のあるリアルタイム・ストラテジー・ゲームの1つとなりました。「Warcraft 3: Reforged」のリリースにより、プレイヤーは新しいキャンペーン・マップ、最新のマッチメイキング・システム、そしてリマスターされたグラフィックを楽しみながら、当時の栄光を追体験することができます。このゲームは、Warcraft RTS フランチャイズのすべてのファンにとって必携のダウンロードです。

「Warcraft」シリーズをプレイしたことがある人なら、「Warcraft 3」が後続の多くのゲームの流れを作ったことにきっと気づくはずです。新しい派閥やキャラクターを登場させただけでなく、ゲーム全体のスタイルも、その後何年にもわたって使用されることになりました。「Reforged」を起動して最初に気づくのは、一新されたユーザー・インターフェースでしょう。オリジナルのゲームでは、当初は目を引くUIでしたが、すぐに時代遅れとなり、ピクセル化されました。リマスターされたUIは、現代のモニターでプレイした場合、より魅力的であり、全体的な使い勝手を向上させるために、いくつかのマイナーチェンジが行われました。

キャンペーンやオンライン対戦では、再び4つの派閥の1つとしてプレイすることができ、各文明はそれぞれ長所と短所を持っています。ある派閥は重いユニットを使ったスローなガチンコ勝負を得意とし、他の派閥は素早く資金を集め、資源を収集する能力を持っています。とはいえ、4つの派閥はどれも驚くほどバランスが取れており、ゲームの仕組み上、完全にオーバーパワーになっているように感じることはない。

試合自体は、誰もがRTSゲームに期待する要素をすべて備えています。通常、1つか2つの建物と、少数の比較的弱いユニットでスタートします。そこから、資源を集め、新しい建造物を建設して、さまざまなユニットやアビリティをアンロックする必要があります。「Warcraft 3」のマイナーなRPG要素は、この時期の他のすべてのRTSゲームと一線を画しており、各キャラクターの装備や改良にかなりの時間を費やすことが可能です。

また、このゲームでは、一度に12個のユニットしか選択できないため、マイクロマネジメントが非常に重要です。攻撃力と防御力のバランスが取れた部隊を編成するよう、気を配る必要があります。また、部隊に特殊なユニットを装着することで、負傷した部隊を回復させたり、出撃直前にバフを付与したりすることができます。

「Reforged」では、オリジナルの「Warcraft 3」と、そのすべての拡張パックを入手することができます。このリマスター版には、いくつかの新マップやその他の追加コンテンツも含まれています。本作の最大の変更点は、グラフィックのオーバーホールです。最初の対戦を始めるとすぐに、ゲーム全体のルックが大幅に向上していることに気づくはずです。木々の揺れから建物のアニメーションまで、すべてがリマスターされています。

「Warcraft 3: Reforged」のマップの一部も変更されており、特定の対戦ではこれが役立つかもしれません。オリジナル・タイトルを何時間もプレイしたプレイヤーは、特定のキャンプや前哨基地が移動していることに気がつくでしょう。また、多くの樹木、山道、天然資源が移動されたり、完全に削除されたりしています。これらの変更は、状況によっては素晴らしいものですが、バランスの問題を引き起こす可能性もあります。

Blizzardのチームは、この「Warcraft 3」に必要な改修を施したとはいえ、ゲームにあまり多くのものを追加したわけではありません。一部のアニメーションやキャラクターは改善されたかもしれませんが、その分、マップがさらに時代遅れになっているように感じられるだけです。また、新しいユーザーインターフェースは、移動や拡大縮小のオプションがないため、画面の大部分が覆い隠されてしまうという問題もあります。

このような欠点はありますが、本作は世界トップクラスの戦略ゲームとして、まったく新しいルック＆フィールを実現しています。クラシックなRTSゲームに再び飛び込んでみたいという方には、「Warcraft 3: Reforged」は最適な選択肢かもしれません。

長所：

• アニメーションとキャラクターの更新
• 新しいユーザーインターフェース
• 奥深いゲーム世界

短所：

• 不便な操作性
• オンラインプレイの問題
• カットシーンがリマスターされていない